本態性振戦(ほんたいせいしんせん)という病気。震え以外の病気がみつからない。65歳以上の高齢者に非常に多い。
意識してコントロールできない。異常な動きであるので、細かい作業は非常に困難です。日常的に多くの人がみられる病気だったのですが、何故、このような症状を発症するのかわかっていなかったのです。
タンパク質が絡む病気であることが最近は解ってきたみたいです。
3大栄養素の一つ(タンパク質は体をつくる)といわれてますが、タンパク質にも大量な種類があるそうです。
ネズミちゃんで研究したそうです。
その中のARFタンパク質
小胞輸送(細胞内で、膜から作られた小胞のやりとりにより、小胞体やゴルジ体などの細胞小器官の間で物質輸送が行われる過程の総称)におけるシグナル伝達経路で機能している。このタンパク質にもまだ種類があるそうです。
このARFタンパク質が作られてない、及び数が少なくなって本態性振戦と似た発症をする。とのこと
そのネズミちゃんの脳内をくまなく調べた結果、小脳のプルキンエ細胞に異常が認められた。
プルキンエ細胞
小脳は、スムーズな運動を実現するために重要な役割を果たしています。そして、小脳皮質から唯一外に信号を送り出す神経細胞である「プルキンエ細胞」がその中心的な役割を果たしています。とありました。
この信号が弱まっているらしいですね。
ん?ということはARFタンパク質が信号だということでいいのかな?
と思ったら違いました(笑)
プルキンエ細胞のナトリウムイオンチャンネル(細胞外からナトリウムイオンを取り込むタンパク質)の一つ「Nav1.6」が損失している。このナトリウムイオンチャンネルの損失で電気信号が弱まってるそうであります。
私が思うのは、ナトリウムイオンを取り込んでARFタンパク質(電気信号)を作り出す。それを各部分に送るという事かな?
無知には厳しいね(笑)
現在、治療方法の開発をしているそうです。
私の曾祖母がだいぶ震えてたので、あー病気やったんやなー(-_-)
人間てめちゃくちゃ複雑に出来てますね・・・